殺人から探偵業務の外注依頼などあれこれ

近時、公の場での理不尽な殺人・未遂事件が増えています。

まずは犠牲になられた方々のご冥福をお祈りすると共に、ご遺族に謹んでお悔やみ申し上げます。

直近では2022年7月17日、福岡市東区の商業施設「ゆめタウン博多」で、買い物に来ていた中学2年の男子生徒が女に包丁で切り付けられ、首や手を負傷した事件。
32歳の女性が現行犯逮捕されています。

2020年8月28日には、福岡県福岡市中央区の商業施設「MARK IS 福岡ももち」の1階の女子トイレで、15歳の少年が、21歳の女性を刃物で複数回刺し殺害。
さらに、近辺にいた幼児に馬乗りになった直後、その場で警備員らに取り押さえられ、銃刀法違反容疑で現行犯逮捕された事件。

また、記憶に新しい2022年7月8日、安倍晋三銃撃事件。

奈良市内の近畿日本鉄道大和西大寺駅付近にて、元内閣総理大臣で衆議院議員の安倍晋三が多くの聴衆が見る中、改造銃で銃撃され、射殺された事件です。

公共の場で見られる不審者の姿は、多くは周囲にいる者と大きくは変わらないように思います。

刃物や銃器を手にぶら下げている訳も無く、犯行直前まで見えない様にバッグへ入れ携帯しているのが普通ですから、注意する事になるのは不審な行動。
一ヶ所に留まり周囲へと不審に目を配る者の様子から感じる違和感になろうかと思います。

探偵事務所の調査員の張り込みは、得てして大型商業施設での撮影を要する場合があります。

調査の目的によって、対象者とその接触する人物との様子を証拠上、撮影する必要があると判断される場合、施設内での撮影を敢行する事もあります。

探偵もベテランになれば、調査対象者へ発覚せぬよう配慮すると共に、周囲の施設来訪者や、施設で働く職員方の視線にも注意払いつつ、タイミング良く撮影出来得るものです。

どこまで深追いするのか考えた場合、依頼人が希望する要求事項と、調査の現場で探偵が可能と考える範囲を秘した場合、どちらを優先すべきかと考えた場合、優先するのは現場の方です。

しかし、どこまで依頼人の要望に寄せつつ、現場が思う可能な範囲で結果を残すのかが重要になって来ます。

ハッキリ申し上げて、依頼人の顔がそこに見えるからこそ、必死に神経を削って必死に調査に取り組むものです。

時折、協会の加盟員以外で面識も無い探偵事務所、特に全国組織とうたう探偵事務所から、外注をやってくれないかと電話がかかる事があります。

1日5時間20万円で受けて、外注費は1時間3千円で5時間1万5千円の下請け外注費でやってくれと、測ったように談合して声掛けがある探偵事務所が多く、そこ1件あたり18万5千円の利益を得ている訳ですが、自らは動かずそんなにお客さんに負担をかけて高額依頼を受ける必要がありますか?と感じています。

外注が悪いとはいいません。

しかし、依頼人の顔は見えず、出来るだけ下請け費用を安くし、利益を追求する関東方面など遠隔地から営業会社として出店している福岡に支部と称して設置している探偵事務所の在り方、私は個人的には疑問に思っています。

そもそもうちの探偵事務所は外注は引き受けていません。

依頼人の顔が見えないからです。

しかし、同じ協会に属し切磋琢磨している加盟員からの外注は引き受けます。

その依頼の応否の違いは、面識も無くポンと電話1つで丸投げされた調査依頼の内容について、親身になれない為です。

探偵事務所は、お金のために調査依頼を引き受けてはいるものの、お金が全てになってしまった時には、業界から身を引くべきタイミングなのだろうと考えています。

九州探偵調査業協議会の加盟探偵事務所は、各業者が定期的に技術を持ち合い面接し語り合い、技術向上に切磋琢磨しています。
この加盟する業者にかぎっては、協会が責任を以って推奨している探偵事務所です。
お悩みの折には、ご安心の上ぜひ一度、加盟員へご相談下さればと願っております。

 

株式会社帝国法務調査室
代表者 山口 健
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