沖縄復帰50周年

ゴールデンウィークも終盤になりました。今年は、多くの観光客の姿が見られます。

事故のないよう楽しい休日をお過ごしください。

九州探偵調査業協議会会員の沖縄県那覇市の探偵調査会社あかり事務所から投稿します。

今回は、ロシアによるウクライナ侵攻の最中でもあり、そんな侵略戦争の犠牲になった沖縄県の記念すべき行事が近づいていることから沖縄県の歴史について書かせていただきます。

地理的に中国に近い沖縄は、1872年まで琉球国として中国との交易が盛んでした。

明治になり、日本政府は琉球国を廃して琉球藩とし、中国との関係を廃絶させた後に廃藩置県により、沖縄県を設置したのです。

この間、わずか7年の間に明治政府は、地元の士族層の反対運動を押し切り、旧国王は東京に移住させられました。

これにより琉球王国は約500年の歴史を閉じました。この明治政府による強制的な廃藩置県が琉球処分と言われています。

その後、沖縄は、太平洋戦争において、日米の激しい地上戦が行われ多くの県民(4人に1人)が犠牲になりました。

そして、敗戦により1945年からアメリカ軍に占領され1952年4月28日サンフランシスコ平和条約発効で日本国から完全に切り離され、

1972年5月15日まで延べ27年間アメリカに統治されていました。

沖縄県は2022年5月15日に本土復帰50周年を迎えます。

明治時代から今日まで約150年の歳月の中でこのような体験をした沖縄県民の中には、日本政府(権力)に対してアレルギーが残っている人が多いのも当然です。

自分の父母や祖父母が、苦しい思いを実際に体験しているのですから。

沖縄では「4月28日を屈辱の日」「5月15日を復帰の日」そして旧日本軍の地上戦が終わった「6月23日を慰霊の日」として、戦争の悲惨さを毎年思い出しています。

二度と戦争のない平和な島、沖縄。永遠に平和な国、日本であってもらいたいですね。