探偵の違法・不法な調査の危険性

探偵事務所「帝国法務調査室」です。

探偵が行う調査内容ですが、不法な調査、違法な調査は多数存在します。

先日の探偵ラボ・ブログで紹介されましたが「別れさせ屋」もその一つ。

倫理的に問題のある探偵依頼を未だ引き受けている会社は存在し、インターネット検索を行えばすぐに見付かります。

果たして「別れさせ屋」が探偵事務所に分類されるべき業態なのかは別の問題ですが、どのような探偵も、依頼を引き受ける時点で、その内容に問題がある事など、気付いているはずです。

その問題ある行為で、殺人などが発生した例は少なからずあります。

「別れさせ屋」は、2009年の「別れさせ屋殺人事件」がキッカケとなり社会問題に発展。

業界団体内でも自主規制とした過去が思い出されます。

その他にもストーカーによる探偵依頼問題。

これも探偵側の注意で、依頼人の心中に根深く執拗な愛憎問題が内在していないかは、勘付くはずです。

気付きながら黙殺した結果、例えば一例ながら1999年桶川ストーカー殺人が発生しました。

またDVでは、探偵がDV被害者の行方調査を行う等、行ってはならない違法な調査に着手した例も耳にします。

差別調査、国籍、犯歴、DV被害者の行方、ストーカー幇助など違法な調査を引き受けてはならないと分かりつつ引き受ける探偵事務所も未だに存在しています。

まともな探偵ならば、相談の時点で当然気付くはずです。

そして、違法な調査に手を出す事は、結果、探偵生命を賭する可能性がある事は明らかです。

なのに、何故に手を出すのか?

ご相談の方曰く「別れさせ屋に相談したら東京から契約に来た。」「数百万円を支払ったが何もしてくれない。」そんな話を耳にします。

その点より鑑みれば、おそらくはお金を追い掛けての事であろうと容易に想像できます。

罪を犯した探偵が背負うべき罪名と償うべきものは重く、探偵業法違反に留まらず、
ストーカー規制法違反
偽計業務妨害罪
不正競争防止法違反(営業秘密侵害)
不正アクセス禁止法
住居侵入
ほか多くの刑事犯が上げられます。

このような犯罪・違反を行う探偵事務所は、その実、一部の業者なのですが、世間一般、それは少数派だと言っても、世間は納得しません。

このままではいつまで経っても、探偵イコール恐い、ろくでもない、と言われて行く事になるやも知れません。

九州探偵調査業協議会に加盟する探偵事務所は、健全な探偵事務所の運営に取り組む団体です。

その取り組みによって、加盟する各会員の探偵事務所が襟を正し、真面目に一つ一つの調査に真摯に取り組んでいます。

お困りの事がある中の探偵探しですが、耳ざわりが良くとも、違法な調査を生業の一部とする会社には決して依頼せず、正しい方法がないものか、ご依頼者様皆様も一度良く考えて頂ければと思います。

正しい方法の中にも必ず最善の方法は見つかるはず、その方法探しの折、当協会の探偵加盟員が、皆様の一助になれればと心から願っております。

 

株式会社帝国法務調査室
代表者 山口 健
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