初めての調査依頼…どの様なシステムになっているのか?
確かな調査・確かな証拠は、探偵選びの段階から始まっていますので、信頼できる有能な探偵に依頼する事が必須となります。
初めての探偵、初めての調査依頼!
・どこの探偵に依頼したら良いのか?
・どの様なシステムになっているのか?
・費用は幾らぐらい掛かるのだろうか?
・クレジットカードで決済できるのだろうか?
・探偵会社の報告書は法的に有効なのか?
など気になる事ばかり。家族や友人知人に知っている探偵を聞くにしても、そうそう身近にいるものではありません。ましてや調査内容が浮気調査であれば聞き辛いものです。
では、依頼者はどの様にして探偵会社を探しているのでしょうか?
・ネットで検索
・多種多様なSNS
・街中の看板広告
・弁護士からの紹介
・友人知人からの紹介
などとなりますが最も多いいのがネット検索で、約80%を占めています。
□探偵選びでの留意点
①探偵業の届出をしている探偵か、探偵業法に沿った契約がなされているか
―平成19年に探偵業法[探偵業の業務の適正化に関する法律]が施行され、探偵業を開業する時は公安委員会に届出をしなければなりません。
また、契約時に於いては「重要事項説明書」「調査委任契約書」「調査利用目的確認書」の説明・交付が義務付けられています。
契約書面には、調査回数(日数)・調査時間・調査員数・追加費用の有無、及び契約内容に要する調査費用の算出方法などを記載しなくてはなりません。
②探偵会社ホームページ内項目に下記項目と内容が表記されているかを確認
・会社概要
―探偵業届出証明書番号/所在地/代表者氏名/社歴 等悪質な業者のホームページに所在地・代表者氏名・社歴が記載されていない事が多々ありますので、探偵社選びの判断材料になります。
・調査費用
―調査料金の目安となる料金表示上記2項目の表記ない探偵は避けたほうが懸命です。
③広告に騙されない ― 下記の探偵は要注意 ―
・芸能人や弁護士、警察OBなどを自社の広告塔にしている探偵
・全国規模と謳って会社の規模を大きく見せている探偵
―全国に支社があっても電話受付のスタッフだけがいるだけで専従の調査員がいませんので、依頼された案件は安い価格で下請け業者に委託されたりアルバイトに任せます。
・耳障りの良い文言や不安を煽って契約に結び付ける探偵社
・少なくとも3社に電話で相談し、簡易見積をする。
―調査費用の概算、簡易見積をせずに言葉巧みに面談を促す探偵は要注意。
簡易見積すらしない探偵は、面談して相談者の不安を煽ったり、懐具合を見て料金を決めているからです。
⑤調査費用について
調査費用は、調査の内容や難易度、調査員数、調査回数・時間などで費用が異なります。が、探偵の見積金額の差に戸惑う事でしょう。
例えば、調査員1名の時間単価がA社は3000円、B社は7000円、C社が10000円、そしてD社が20000円などと、同じ内容の調査なのに金額がまちまちな上に時間単価:3000円~20000円と大きな差があります。
この料金の違いは、探偵の質の問題が大きく左右しています。
調査技術のない駆け出しの探偵や自社で依頼を受ける事が出来ず下請けばかりの探偵は、目の前の仕事が欲しい為に料金を安くしています。
また、広告宣伝に膨大な費用を掛ける探偵、営利優先の探偵、そして悪質な探偵は営利優先の為に料金を高く設定しているのです。
百歩譲って高額費用で契約させる探偵の調査能力が高いのであればまだしも、その様な探偵は暴利を貪る為に時間単価3000円程度で下請け業者や駆け出しの探偵、アルバイトに委託しているのです。
□調査依頼 ― 契約の手順:相談からご契約・調査・報告まで
Step-1:相談…相談・見積は無料電話、またはメール等で相談・簡易見積までは出来ますが、詳細な見積・契約は基本的に面談となります。
尚、面談の場所は探偵事務所もしくは相談者のご都合が良い場所、ファミレス、喫茶店、相談者宅等でもできますが、出来るだけ探偵事務所に出向く事をお勧めします。
Step-2:契約…各契約書面の説明と調査方法の打ち合わせ
契約時、調査に必要な情報を依頼者からお聞きすると共に、最適と思われる調査方法を依頼者と相談の上で決めます。
契約書面について…「探偵業の業務の適正化に関する法律」に準じた契約義務
書面①:重要事項説明書の説明・交付の義務
―探偵業者は、契約を締結しようとする前後に於いて予め依頼者に対し調査契約に関する下記の内容が記された重要事項を説明する事が義務付けられています。
・探偵業届出内容の説明…公安委員会に届出た社名、代表者、営業所所在地、広告屋号、届出番号等の説明。
・秘密の保持…守秘義務、調査で得た資料の処分に関する取り決め等。
・調査の内容…収集できる情報、実施できる調査方法、調査の体制、調査地域、調査に通常掛かる時間、調査結果の報告の方法等。
・調査料金に関する算出方法…各調査項目を実施する上で調査費用を算出する為の詳細な料金表記。
・金銭の概算額…重要事項説明時および契約時に於いて、契約内容に要する費用の概算:契約料金と実費、追加調査等で想定される最高金額概算を取り決め、探偵社はその最高金額を超える金額を請求してはならないのです。
・その他、調査に係わる取り決め
・調査内容を詳細に明記…調査項目によって記載する内容が異なりますが、行動確認の調査であれば調査に要する期間(回数・時間)、調査員数など具体的な内容。
・調査費用を明記…契約内容に要する料金と実費有無等を明記。重要事項に記載された調査費用の算出方法に沿った金額、調査経費とは調査に掛かる旅費交通費・宿泊費等
・最高金額概算を明記…調査の進捗状況によって発生する事が見込まれる経費や追加調査等が想定される場合の費用の取り決め。
・調査結果の報告方法、調査で得られた資料の処分、調査費用の支払い方法、その他契約時に取り交わされた内容を明記。
書面③:調査利用目的確認書の説明・交付の義務
探偵業者は、依頼者より依頼主旨が「犯罪行為(ストーカー等)」「違法な差別的取り扱い」などの依頼ではない旨の書面を受けなければならないのです。
上記手順が探偵業法に準じた契約となりますので、上記手順を踏まない業者は要注意です。
Step-3調査開始
ご依頼内容を分析し調査計画を立て、依頼者の了解のもとで調査を開始。調査状況が許す限り、依頼者に調査状況を報告しながら調査。
Step-4調査報告書提出
調査終了後に、調査結果を詳細に記した調査報告書を提出。
調査報告書は、裁判資料としても有効な報告書となっていますが、未熟な探偵業者の報告書は無効になる事が多々ありますので、探偵社選びが重要となります。
依頼者にとって、調査費用が安いに越したことはありませんが、調査費用だけに気を取られていると、ドブにお金を捨てる結果になり兼ねません。
探偵社選びで重要なのは、会社の規模や調査員の人数などではなく、卓越した調査能力、高い技術力と豊富な経験を有する探偵に依頼する事です。
◇調査のご相談・お見積りは、 <安心保障の九州探偵調査業協議会の会員>へご相談ください。
九州探偵調査業協議会は、探偵・調査業界の健全化を目指して活動している「福岡県探偵調査業協議会」と「佐賀県探偵調査業協議会」及び「沖縄県探偵調査業協会」で運営する協議会です。
当協議会は加盟している探偵会社に対し、調査業務の適正な運営を指導すると共に、探偵業法の順守と調査技術の向上、等に関する勉強会を定期的に開いて、会員のレベルアップを行っています。
また、調査依頼者に対しては、消費者保護の立場で日々の業務に当たっていますので、安心して調査のご依頼ができます。
探偵・調査に関する具体的な御見積りや費用に関するお問合わせ・ご相談は、高い技術力と豊富な経験を有する福岡県探偵調査業協議会・佐賀県探偵調査業協議会・沖縄県探偵調査業協会の会員へご連絡下さい。