女性のリュックにGPSを仕込んだ男
福岡の探偵事務所「帝国法務調査室」より投稿いたします。
コロナのまん延防止措置が解除になっても、なんだかイマイチ街は人出が少ない。
市中経済的にも盛り上がって行こう等とテレビでは言っていても、自主的に自己判断で自粛を続ける国民性だからこそ感染拡大を封じ込められたのかも知れません。
そんな人通りの少ない福岡も、少しずつ始動はしていて、春先の博多どんたく港まつりは開催されたのですが、盛り上がりは低調でした。
近時、夏になり、7月1日からの博多祇園山笠の開催を前に、ようやくエンジンが掛かり始めたなと感じています。
いつまでも慎重過多ではいられない。
生活様式は変えつつも、いつも通りの生活を取り戻さなければならない。
でも慎重さは崩さない。
微妙なバランスですが、直近では1200名超えと増えつつある福岡の感染者数に警戒しつつ、対応して行きたいと思います。
さて、少し暗い話題ですが、GPSによるトラブル、事件が発生し、61歳の男が、ストーカー規制法違反の疑いで逮捕されました。
場所は、東京、警視庁巣鴨警察署管内。
ストーカーと云えば男女の恋愛感情の拗れが問題の根底。
その男女が知り合ったのは被疑者が趣味のカメラをキッカケに、素人カメラマンと素人モデルとして出会ったのが最初の出会いであったとのこと。
今年2月27日に行われた撮影の際、モデル女性の目を盗んでGPSを女性のリュックサックに仕込んだとされています。
装着したのは2月27日から3月3日、女性が警察署を訪問し被害届を提出するまでの4日間、合計72回位置情報を検索していたと言います。
GPS本体は、4.5センチ度のモバイルバッテリー風の装置。
発覚から捜査、逮捕までの期間は約3ヶ月弱。
こうした事件は、目前の警察官との遣り取りでお咎めなしと思っていると勘違いで、事件発覚後に逮捕・送検されたのは6月25日と、約4ヶ月弱、粛々と捜査は進められます。
よって、加害者にすれば急な逮捕となる事が少なからずあります。
今回、同容疑者は、『偶然に』GPSか入ったと話していると言います。
しかし『手をつなぎたい』『休みを全て欲しい』と云った表現があったことで、恋愛感情が内在していると判断された一面もあると言います。
ストーカー行為とは、特定の人に対する好意の感情、またはその好意がかなわなかったことに対する怨念の感情によりつきまとい、まちぶせ、押しかけや無言電話などをする復讐めいた犯行などと定義づけられています。
同容疑者は、女性に対して上記のSMSでのアプローチはあった様ではあるものの、女性が上手くかわしていた等、恋愛的な感情として受け取ってはいなかったと語る程度であったと聞き、復讐めいた印象を感じられませんでした。
そんな中で装着されたGPS。
同容疑者は「偶然、リュックに入ったもの」「自分で差し入れたものではなく、なぜか紛れたものです。偶然入ってしまったものです。位置情報については、興味本位からスマホで確認しました」などと一部容疑を否認しているといいます。
しかしです。
そのような詭弁で言い逃れる程、甘くは無く、どのように罪に対する立証・認定が問われて行くのか気になる処です。。
九州探偵調査業協議会に加盟する探偵は、合法且つ安全に、秘密を保持してあらゆる難題にも解決に向け真摯に取り組みます。
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