21年前の探偵事務所から現在

帝国法務調査室の赤崎と申します。

前回の当社大塚さんのブログに次いで私にも白羽の矢が立ち、本記事をお書きする機会を頂きました。

秋も深まり一雨毎に寒くなると言います。

月日の経つのは早いものですね。

探偵会社の相談員になって21年経ちました。

21年前新聞の片隅に探偵会社の求人広告を見つけて、探偵会社の存在を始めて知ったのです。
20数年前はデジタル化も進んでいない頃です。
手書きの履歴書を持って面接に向かった先に、当探偵事務所の代表がいました。

探偵と言えばテレビや映画の世界で「何でもさっと解決出来るのだろう」と考えていましたが、勤務を初め気付いたのは実にアナログで地味な積み重ねの世界だった事。

かと言って、当時は個人情報保護に関する意識は低く、取り締まる法令も殆ど無く、今では考えられない情報、例えば電話、家族情報、犯罪、借金、病気・・・今では違法なものが、グレーゾーンとして得られる時代でした。

数字についてはあらゆるものがハッキリする、そんな全てが揃っていたものだと記憶しています。

周りを見ればベテラン相談員さん調査員さんばかりが揃っていたもので、当時は20代~60代まで20人程で調査や相談にあたり、ワープロを使って書類作りに遅い時間まで取り組んだものでした。

シングルマザーで子育て中だった私。
勤まる仕事なのかと不安な中【何事にも最初があるのだから!】と自らを励まし、自分らしさを大事にして取り組んだ当時。

人生の中で多くの時間をしめる仕事において今、人生最後の仕事として選んだ探偵の仕事が、人の幸せを願い、お役に立て、やりがいを以って取り組んで来られた事に、感謝しています。

当時、探偵事務所の広告と言えば電話帳(タウンページ)が主流でした。

ご相談者が数ある探偵社の中から一社を選びお電話されるのが流れでしたが、時代はインターネットでの広告とご紹介や口コミに移行しました。

探偵事務所が、ただお金を求めているのでは生き残れない時代にあるように感じます。

お受けするご相談の一つ一つ、そして、お一人お一人を大事にという想い、これは今も変わりませんが、より重要度が増して行くように感じる次第です。

人に寄り添って話を聞く事の責任と、お救い出来た時の喜び。

デジタル化が進み便利な世の中の今だからこそ、逆に必要となったアナログな探偵と云う仕事。

こんな時代だからとネットでのやり取りやお安い価格の見積もり比較に拘るのでは無く、お顔を見てのやり取りの末、一つとして同じものの無いご依頼者皆さんそれぞれのお抱えの問題にの解決に、真摯に寄り添う事が重要だと感じています。

長い経験を経て今、これからもプロとして多くのお困りの皆様の問題に取り組み、お力になれればと心より願っております。

 

株式会社帝国法務調査室
代表者 山口 健
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