依頼者は何故、他の探偵会社に再調査を依頼するのか?

長年 調査業に携わっていると弁護士経由や知人の紹介等で再調査の依頼を受ける事が多々あります。 

再調査の依頼をされる方の理由は「依頼者の目的が果たせなかった」「浮気の証拠が採れなかった」などですが、その原因の多くは依頼した探偵会社の技量不足や悪質な探偵会社であった事からです。 

〇再調査しなければならなくなった主な理由としては、 

・撮影技術・機材の不足 …警戒心や暗がりを理由に肝心かなめの証拠がボケたり撮れていない。 最悪なのは、スマホのカメラ機能だけで事足りると考えている。 

・調査能力の欠如 …探偵業が許可制でない為、素人でも探偵業を開業できる事などから尾行や内偵のノウハウがなく対象者を見失ったり、対象者に調査が発覚。   

・調査内容に不信感 …契約時の内容と異なる。調査の報告書が稚拙で報告書の体をなしていない。調査の過程や結果に納得がいかない。希望の日時に調査をしてくれない。 

などの理由で再調査の依頼があります。 

 

〇再調査をされる方に共通しているのが、 

・ネット上にある比較サイト・厳選お勧めサイト・紹介サイト等の探偵会社に依頼 

・大手と誤認させる探偵会社や全国ネットを謳う探偵会社に依頼 

・格安の調査費用を謳う探偵会社に依頼 

など業界内では良く知られた悪質業者や素人探偵に依頼にしています。 

 

調査依頼者の多くは、ネットで信頼できそうな探偵会社を捜す事になります。 

ネットには探偵会社のホームページが溢れ、消費者の心を掴むためのキャッチコピーが表示されています。 

ネットで良く見かけるキャッチコピー例として、 

お勧めの人気探偵事務所・・・ 

探偵事務所・興信所人気おすすめ・・・ 

浮気調査―成功率99%・・・ 

成功報酬―確実な証拠をお約束 

浮気の証拠取れなかったら0円 

など一例ではありますが、この様な耳障りの良いキャッチコピーを基にした探偵会社には気を付けなくては・・・と言うよりも依頼しない事です。 

 

調査結果は探偵社選びの段階できまっています!  

信頼できる探偵会社かそうでないかの判断は簡単ではないと思います。 

 

信頼できる探偵会社を選択するワンポイントとは、    

ネット上の広告表示:キャッチコピーを鵜呑みにしない

 …全国規模と誤認させたり、自社のホームページに芸能人や弁護士、警察OB 等を広告塔にしている探偵会社はお勧めできません。  

本社が依頼者の地元にある探偵会社を選びましょう。

 …本社が他県の場合、契約上のトラブルや調査内容への不満が生じても、対応が悪いケースをよく耳にします。 

探偵会社に出向いて契約しましょう。

 …出きるだけ探偵会社に訪問して、良く話しを聞く事が大切です。少なくとも三社位の探偵会社に話しを聞く事です。調査費用は「安ければいい」「高いから安心できる」ではありません。 契約時には口頭での説明ではなく、契約書内に調査回数・調査時間・追加費用の有無・等、探偵業法に準じた項目が記載されているかに注視して下さい。 

探偵業法に沿った契約がなされているか? 

 …平成19年より探偵業法が施行され、契約時に「重要事項説明書」「調査委任契約書」「調査利用目的確認書」の交付が義務付けられています。          

「必ず!証拠を取ります」の言葉にご注意下さい。

 …「必ず!」「絶対!」という言葉を言う会社は信用できません。対象者は「人」で動きは様々、従って調査方法も変わりますので、調査に100% の保証はないのです。むしろ調査困難となった事例等を話してくれる探偵会社の方が信頼できます。 

探偵社のホームページ内に、下記内容が記載されているかを確認しましょう。

 …会社概要:探偵業届出証明書番号/所在地/代表者氏名/代表者経歴 等、そして調査費用:調査料金の目安となる料金表示の有無、会社概要・調査料金の項目がない探偵会社は避けたほうが懸命です。

 

先にも記したように、調査対象者は「人」です。 

調査は取り掛かってみないと分からないことが殆どですから、信頼おける探偵社を選ぶか、選ばないかで、調査結果が左右すると言っても過言ではありおません。 

最後に、探偵業法が施行されていますが、探偵会社はあくまでも届出制であり、許可制ではありません。 

因って、ズブの素人でも探偵を名乗れている事を肝に銘じて、より良い探偵会社を選択して下さい。 

 

※調査に関するご相談は、九州探偵調査業協議会の会員へ! 

九州探偵調査業協議会は、探偵・調査業界の健全化を目指して活動している「福岡県探偵調査業協議会」と「佐賀県探偵調査業協議会」及び「沖縄県探偵調査業協会」で運営する協議会です。 

当協議会は加盟している探偵会社に対し、調査業務の適正な運営を指導すると共に、探偵業法の順守と調査技術の向上、等に関する勉強会を定期的に開いて、会員のレベルアップを行っています。 

また、調査依頼者に対しては、消費者保護の立場で日々の業務に当たっていますので、安心して調査のご依頼ができます。