探偵業法立入検査15周年
沖縄県の探偵調査会社あかり事務所から投稿します。
探偵業者は、探偵業法に基づき毎年所轄の警察署から立ち入り検査を受けます。
先日、当方にも沖縄県那覇警察署生活安全課から立ち入り検査がありました。
今年で15回目の立ち入り検査でした。
探偵業届出証明書の掲示状況、届出内容変更の有無、契約書式、書類の保管状況、探偵業従事者備付名簿、従事者への法令遵守指導状況などについての検査がありました。
現在、沖縄県では57件(那覇市28件)の探偵業届出者が存在するようです。
2007年6月1日探偵業法が施行され一時は探偵業者が減少したのですが、近年、また新規届出者が増加しています。
驚くことにコロナ不況下の2020年以降に急増しているようです。
不況だからこそ他業種から探偵業への転業を考えた人もいるのでしょうが、探偵業の経営は、簡単ではありません。
フランチャイズの探偵会社に加入し、短期間の講義を受けたとしてもマニュアルどおりに出来る仕事ではありません。
じっくりと修練して器量に合った探偵調査業務を誠実に行ってください。そして、将来、依頼人様を裏切らない立派な探偵になってもらいたいと思います。
残念ながら、今日も素人探偵が引き起こす稚拙なトラブルが、過去から同様に繰り返されています。
お客様が、経験の少ない探偵の誇大広告や口コミサイトのウソに惑わされているのです。
ネット広告に探偵業届出番号や住所が記載されてない探偵は、最初から除外すべきです。
そして、探偵業届出番号から口コミやお客様の声などの評価に矛盾がないか確認してみてください。
開業後まだ短期間の探偵に利用者から多くの口コミがあるはずがありません。
探偵業届出番号には「地域番号・届出年・通し番号」の数字8桁が表示されています。
例えば、当方あかり事務所の届出番号は、第97070001号です。97(沖縄)07(2007年)0001(番号)と識別されています。
探偵業者のネット広告を見る時は、県内の探偵か?西暦何年に届出の探偵か?この番号から確認してください。(移転などで変更があった場合は、新しい変更届出番号が発付されますが、探偵業開始届出番号は変わりません。)
もちろん探偵業開始届出日が、古ければ良いとは限りませんが、技術はともかくそれなりの経験がある探偵であることは分かります。
そして、経年分の回数、所轄の警察署から探偵業者として立ち入り検査を受けていることも確かです。
現行の探偵業法は、届出制ですから誰でもすぐに探偵になれます。業界の歴史を知らない素人探偵は、探偵業の社会的役割や協会活動には無頓着です。
九州探偵調査業協議会のような探偵の技術とモラルの向上を目指す目的の組織とは無縁でなじめないのです。
そんな探偵は、誰からの制約も受けず、無責任で楽をして儲かる仕事を探しています。
悪質な探偵を排除するには、利用者の探偵選びの目を高めてもらうしかありません。
探偵調査に関することは「九州探偵調査業協議会」の会員へ安心してお問い合わせください。