コロナ禍の中での尾行調査:対象者(本人)確認

本日(12日)、福岡県にも緊急事態宣言が出されました。

インドの死者数より大阪の死者の割合の方が多いと言われている中、政府の対応、県の対応には、ただただ呆れるばかりで開いた口が塞がりません。

 

さて、

コロナ過の中、国民の多くが感染防止のためマスクをしています。

街中にはマスク姿の市民が行き交い、すれ違う男女が皆 イケメンや美女に見え、目の保養となっています。

もちろん、マスク姿で目元しか見えない事からのイケメンや美女であり、その多くがマスクを外すとまた別人に変身するのですが・・・。

口元を隠すだけで、これほど人物判断ができないとは驚きです。

 

 

では、コロナ禍の中で、探偵はマスクで顔の大半を隠した対象者をどのようにして確認するのでしょう?

 

例えば、

会社員の夫の行動を確認する時、探偵は依頼者である奥様から頂いた夫の顔写真を基に、勤務先から出てくる夫の姿、本人確認をして尾行します。

 

しかし、コロナ過の今、マスクで口元が隠され目元しか見えない中で、勤務先から出てくる夫の姿を確認するのは非常に困難なものです。

 

そこで、口元がマスクで隠されている対象者(夫)を、探偵が確認するにはどうするかと言えば、

  • 依頼者である妻から、夫が自宅から出る時の服装や靴、バッグなどをお聞きして、その情報をもとに勤務先から出てくる夫を判別・確認します。  
  • 夫が自宅から出る時の様子を妻から聞く事ができない場合は、調査員が自宅から出て来る夫の姿(出勤時)を事前に確認しておき、勤務先から出てくる夫を判別・確認します。
  • 上記①②が困難な場合は、奥様から頂いた夫の顔写真を何度も目に焼き付けて対象者を確認します。

例えば、警察の捜査方法として、指名手配されている被疑者を街頭で探す『見当たり捜

査』と言う捜査方法があります。

『見当たり捜査』とは、警察官が指名手配された被疑者 数百人の顔写真や外見的な特徴

を記憶し、人通りが多い駅や街中など雑踏の中から被疑者を見つけ出す捜査方法です。

捜査員は、被疑者の数年前の顔写真でも、対象者が髭を生やしたり髪型を変えていても、

目元の特徴だけで、被疑者を探し出すのです。

 

 

「目は口ほどにものを言う」と言う言葉があります。

人が表情を最も表すのが目、目つきから相手の感情がわかります。

「目」は、人の印象を決めるパーツなのです。

 

探偵も『見当たり捜査』と同様とまでは行きませんが、対象者の顔や外見的な特徴を目に焼きつけて対象者を確認します。

コロナ禍で市民の多くがマスクをしている中での対象者確認は、対象者の目元を何度も何度も目に焼き付け、張り込んでいる建物から出て来るマスク姿の人波の中から、目元しか見えない対象者を判別・確認するのです。

 

また、プロと呼ばれる探偵は、一度 対象者を確認・尾行を行うと、対象者の後ろ姿だけでも対象者を判別することができるのです。

 

 

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