慰謝料と調査費のバランス

イッシン福岡代表梅村です。
探偵に多い依頼の一つとして浮気調査がありますが、浮気調査と言っても依頼者様の目的は様々です。
探偵の立場からすると費用を多く組んで頂ける事は有り難いのですが、依頼者様の目的に合わせた予算設定はとても大切と思っています。
例えば、取れる慰謝料よりも調査費用が上回ってしえば、何の為に事を起こしたのか分からなくなってしまうからです。

【浮気調査の目的】
1,有責配偶者として確定させ、きちんと慰謝料が取りたい。
浮気調査は肉体関係の有無を明らかとする事を目的としており、一番明確な証拠として挙げられる事はラブホテルの利用です。ですが最近ではビジネスホテル不倫も急増し、時としては不倫相手の家で接触をしたり、車で密会するケースも珍しくありません。
すんなりラブホテルを利用しない不倫カップルの証拠を押さえるには、家への出入りや、密会シーンを複数回撮影する必要があります。
そこで弊社では、プロにしか出来ない撮影は弊社が行い、駐車場に止まっている車を撮影するなど、簡単な作業は依頼者様にスイッチする場合があります。
これはあくまで難易度が低い調査に限りますが、依頼者様の予算上の問題や、不倫相手から取れる慰謝料が見込めない場合に用いる方法です。
※撮影作業などに不安がある場合には、全てプロにお任せした方が無難です。

2,父親だけど、親権がほしい。
日本に於いての裁判で、父親が親権を得る事は難しいのが現状です。そうした中、弊社では昨年、数人の依頼者様(父親)が親権を得る事が出来ました。
その方法とは?
裁判ではなく協議で話しを付ける事。
浮気している配偶者の親御さん含め親族に集まって頂き、皆さんが居る前で不倫の事や離婚話を切り出し、子供を育てたい気持ち。
親権が欲しい事の意向を伝え、その場で話を付ける事が良いようです。又、思うように話が進まない時には依頼者側(父親)の親御さん宅(実家)に、子供を連れ帰省する日を増やしていき、子供と過ごす時間を多く設ける事が重要です。
子供の世話を長く多く見た事の、既成事実を残していく事が大切です。
私が見てきた限りでは、この方法が一番と感じております。

3,浮気相手と、別れてほしい。
配偶者の不倫を知っていて、長年、見過ごして来たという方がおられます。
『いつか止めてくれるだろう』『ほのめかしをすれば止めてくれるかも』『嫌われたくない』『1人では生活出来ないから離婚できない』
弊社では、浮気している配偶者から見た、依頼者様のイメージを大切にしています。
調査終了後に出来上がった報告書を突きつける。
これは、夫婦関係を破綻させる事に繋がる場合があります。
証拠を見せる場合には、依頼者の知人が偶然、浮気現場を見かけてスマホで撮影した。
として、あえて証拠写真の画質を落として(素人が撮影したように)話合いに望むようにアドバイスさせて頂いております。
ご夫婦末永く過ごしていく為に、自身のイメージは大切されてください。

ご相談の際は九州探偵調査業協議会並びに会員にお申し付け下さい。