探偵にも多い景品表示法違反

九州探偵調査業協議会メンバー沖縄県那覇市の探偵調査会社あかり事務所から投稿します。

沖縄では、やっと梅雨が明け、昨日、真夏の日差しの下、77年目の「慰霊の日」を迎えました。

慰霊の日とは、1945年6月23日第二次世界大戦での沖縄地上戦が終わった日(第32軍司令官牛島満中将が自決し、沖縄での防衛戦闘が終結した日)です。

「鉄の暴風」といわれた熾烈な地上戦で亡くなった人は20万人余りです。

最後の激戦地となった糸満市摩文仁では、沖縄戦没者追悼式が執り行われ、正午の時報を合図に犠牲者の冥福を願い黙祷を捧げ平和の誓いを新たにしました。

新型コロナウイルス感染防止対策のため3年間式典は小規模で行われていましたが、今年は一般県民の姿も多く、岸田内閣総理大臣も参列し、周囲は鎮魂の祈りに包まれていました。

例年この日が過ぎれば、沖縄は真夏です。

真っ青な海と空。眩しい日差しに囲まれて陽気に過ごす季節です。

コロナ感染者は、まだ少し多いようですが、沖縄の夏を満喫してください。

さて、先日、回転寿司の「スシロー」での事件が話題になりました。

テレビ番組「合格か不合格か」にもよく出演していた有名ブランド店でしたが、6月9日に消費者庁から景品表示法違反での再発防止を求める措置命令が出されました。

全国約600店舗の内、9割の店舗で実際には品切れなどになったウニやカニの特売をうたったキャンペーン広告を出し続けたのは景品表示法違反(おとり広告)に当たるとの行政処分でした。

過去の消費者庁による行政処分には、以下2例のようなものがあります。

①広告で「『業界最速』の通信速度」「SIM販売シェアNo.1」と合理的な根拠なく表示していたとして、景表法違反でプラスワン・マーケティング(後に経営破綻)に措置命令を出した。8824万円の課徴金納付命令も下した。

②広告で「家庭教師お客様・料金・第一志望校合格満足度3部門第1位」「2019年3月全国の子どもがいる20~50代の男女から選ばれました」と顧客からの満足度が高いかのような表示をしていた家庭教師派遣サービスを運営する「ワン・ツー・ワン」(東京都豊島区)に対し、景表法違反で措置命令を出した。

探偵業者のなかにもホームページなどで誇大表現を大盛りにしているところがあります。

探偵業No1・トップクラスなど最上級の表現を使ったり、平気で嘘の口コミを多数掲載したり、景品表示法違反どころか詐欺のような広告も多く見られます。

探偵業は、事実関係を調査する職業です。その探偵自身が、お客様の信用を得ようとするあまり、自分を大きく見せる行為は好ましくありません。

探偵選びに失敗しないためには「九州探偵調査業協議会」会員へお問い合わせください。