家出人調査

こんにちは、沖縄の探偵調査会社あかり事務所からの投稿です。

毎年、5月は家出人の多い時期でもあります。今、当方も家出人の調査を行っています。

最近のウィークリーマンションは、普通のアパートの一室を借り上げて賃室にしているところが多いのに驚きます。一般的なアパートの住人と宿泊客との見分けがつきません。転貸しの民泊施設も多いようですから家出人の宿泊先を探すのは容易ではありません。

沖縄から県外へ出る家出人の行き先は、近年は東京が多いようです。もちろん性別や年齢によりますが、人口の多い中に身を隠そうとする深層心理があるのではないかと思います。 昔は、成人男性であれば、大阪西成にある「西成のドヤ街(あいりん地区)」、横浜の寿町にある「西成のドヤ街」、 東京都台東区にある「山谷のドヤ街」などに流れ着き、日雇い労働者になる人もいたようですが、今ではそんな人は少ないでしょう。

昨年、家出人調査を依頼した探偵に対して、苦情の相談がありましたので、この機会に内容を紹介します。

30年程前から音信の途絶えた現在50歳代の息子さんの所在調査を「大手だと思いある探偵業者」に相談したら、その探偵から「大阪のあいりん地区にいる可能性が高いので現地で30日間ほど捜索すれば見つかる確率が高い。調査料金は交通費込みで○百万円です」と勧められたので契約した。

そして、30日が過ぎ調査報告を聞きに行ったら「本人は、一足違いで熊本の災害復旧現場に移動したようだ。追いかけて調査した方がいい。」と言われ、○百万円の追加料金を支払った。

熊本の調査報告では「本人は三人グループでみんなから○○ちゃんと呼ばれ元気に生活していたようだが、先月、福島の汚染水処理現場に移動したらしい。福島での調査をしませんか」と言われた。

依頼人様は、帰宅し家族に相談したら「それは探偵の作り話ではないか?」と責められたそうです。

後日、身内数人でその探偵事務所へ行き、報告書を求めたら出してきた物は、手紙のようなレポート用紙1枚と風景が写った数枚の写真だけだったようです。

依頼人様は、納得できず、現地にいつ何人が行ったのか調査員の旅費交通費の領収書を出すように要求したらしいのですが、その探偵は全く応じなかった。との苦情でした。

この件に関しては、依頼人様が、調査料金返還請求事件を提訴し係争中のようです。

年老いた母親の情に付け込むように「雲をつかむような調査」を提案し依頼人を騙す。

こんな悪徳探偵が、まだ存在するのです。

家出人や失踪者に関することも九州探偵調査業協議会の会員へ安心してご相談ください。

当会員であれば、誠心誠意対応させていただきます。