風評調査と街の声
全国的にやっとコロナも収束した気配がする今日この頃です。
早くにぎやかな街の声が聞こえるようになればいいですね。
沖縄の探偵調査会社あかり事務所から投稿します。
沖縄では、モモイロイペー(ノウゼンカズラ科)と呼ばれる花が満開です。
手まりのようなピンクの花が青空に映えてとてもきれいです。
街路樹の花も「緋寒桜」から「イペー」へと咲き変わり、沖縄の明るい春は、もうそこまで来ています。
沖縄のことわざに「言葉銭使(クトゥバ ジンジケー)」という言葉があります。
言葉はお金と同様に使い方によって善にも悪にもなるもの。
心から出た言葉は相手の心にも伝わります。
しかし、逆に「口は災いの元」となる場合もありますから要注意ですね。
気付かずに噂話をしていたら、すぐ近くに本人がいて気まずい思いをした事のある人も多いと思います。
悪気は無かったとしても一度口から出てしまった言葉はもう取り消すことができません。
「言葉はお金を使うのと同じ」注意しなさいという意味の沖縄の格言です。
コロナ禍の三年間は、街角で知人と出会ってもマスク越しに挨拶程度の会話しかできませんでした。
昔のように奥様方の立ち話が、あちこちで見られる様になったらいいですね。
昔からコミュニティーの強い地方では、そんな奥様方のような住人からの監視と「悪事千里を走る」の戒めから真面目に生活するのが当たり前でした。
しかし、近隣住人に無関心になった今日では、人からどう見られようが、自分さえよければお構いなしなのでしょう。
各地で青少年によるSNSイタズラ投稿が、迷惑テロ行為としてテレビでも話題になっています。
人より面白い事や目立つ事を投稿したい。
そんな単純な考えで起こしたイタズラ行為が、将来、就職の際にも大きな影響を及ぼさなければ良いのですが、世間は、そう甘くはないようです。
若気の至りでは、済まされない傷を負うことになってしまいます。
最近のテレビ局は、話題性のある事件では、必ず、犯人の「風評やうわさ話」として、幼少期の様子や親兄弟に関する事などを同級生や元同僚などへの取材によって放送しています。
事件の犯行動機には、全く結びつかない事柄まで掘り下げて報道している無責任な番組もあります。
先日、大手企業が、人材を新規採用する際に採否基準をアウトソーシングしているとの話を聞きました。
委託された会社は、個人に対して、学力や技能だけでなく生い立ちや家庭環境など人格形成の過程に至るまで秘密裏に調査して、総合点を付けて採否を助言するまでをコンサルタントとしているようです。
確かに企業側とすれば、一度採用すると余程の事が無い限り解雇は法律上難しいことです。
その上、最近の履歴書には男女の区別欄も無くなり、面接時に親兄弟の情報など聞く事も禁じられています。
採用前の入社試験や面接だけでは、基礎的な人間性に不安が残るのでしょう。
やはり、人物評価の裏付けには、地域の人の声「風評」が欠かせない大切なものなのです。
雇用調査や信用調査など聞き込み調査は、九州探偵調査業協議会のプロの探偵へお任せ下さい。