協会の活動(研修会・報告など)

悪質・悪徳な探偵が高額な調査料金で契約させる手口

多くの方は、普段の生活を送る中で「探偵・興信所」と関る事はなく、映画やテレビ、推理小説に登場する探偵を知っていても、実際に探偵会社がある事を知らない方も多い事でしょう。

 

探偵の存在を知るのは、多種多様なトラブル回避の為に必要に迫られ、その対応として「探偵」の存在を知る事になります。

しかしながら、もともと探偵の存在すら知らなかった方にとって探偵に調査依頼する行為自体が難題で、何処の探偵会社に依頼すれば良いのか、何処が信頼できる探偵会社なのか判別ができません。

 

探偵には、探偵業法【平成18年法律第60号:探偵業の業務の適正化に関する法律】と言う法律があるとは言え、「許可制」ではなく単なる「届出制」である事を良く理解しておいて下さい。  <探偵業法について:警察庁参照

届出制である事から、探偵業を開業するには経験も知識も必要なく、同法に定められた欠格事由に該当しなければ誰でも探偵業を開業できる事から、素人探偵や営利のみを目的とした悪質・悪徳な探偵が未だ存在できているのが現状です。

探偵業法があるのなら悪質・悪徳な探偵を駆除できないのかと言えば、探偵が扱う内容が極めてプライベート的な案件である事や、探偵の実務が不透明で言われるままとなってしまう事などから、探偵会社とのトラブルが表面化しづらい原因、駆除されない原因となっています。

 

◆悪質・悪徳な探偵が高額な調査料金で契約させる手口の一例

悪質・悪徳な探偵会社は、探偵がどの様にして調査をするかの、どの様にして証拠を採るのかなどを知らない依頼者に付け込むと共に、依頼者が抱えている問題・不安を煽りに煽って高額な調査費で契約させます。

 

〇契約をさせる手口

 …電話での相談・調査に掛かる費用等の問合せ時に、基本的な費用であっても言いません。

       例え費用を話したとしても、有り得ない格安の金額を提示します。

   何故ならば、悪質・悪徳な探偵会社の第一の目的は「面談」だからです。

      面談さえできれば、相談員二人掛かりで手を替え品を替えて依頼者の抱えている

      問題・不安を煽りながら調査の緊急性を説くので、依頼者としては一溜まりもありません。

     また、依頼者が帰宅後に冷静さを取り戻し、探偵会社に解約を告げたとしても、すんなりとは

     解約させてくれません。

     例え、解約できたとしても高額な解約料を請求してきます。

    悪質・悪徳な探偵会社としては、高額な解約料―200万円で契約して解約料 50%:100万円―が

    取れればそれはそれで良いのです。

    尚、消費者センターに相談してもスムーズに解決とはならないのが現状です。

 

〇調査料金を高く設定する方法

・調査回数・時間を多く設定

   …悪質・悪徳な探偵会社は、依頼状況から推測して2~3回の調査で結果が出る様な案件を

      長期間で契約させます。

      調査の意味が無い日・時間帯に調査を実施し、回数や時間を増やせるだけ増やして調査料金を設定。

  浮気調査を例にあげれば、本来 退社時間からの調査で良いものを、出勤時からの調査が必要であると

     言葉巧みに話をしたり、依頼者が希望する調査日―浮気の確率が高い日時―に調査をしてくれない。

     更には、充分なる浮気の証拠が採れていても嘘偽りのアドバイスをして、回数や時間を稼ぎます。

 

・調査車両・調査員の増台

   …調査の難易度に関わりなく、調査車両や調査員を増やして契約をさせる。

      尾行・張込みで対象者に調査車両や調査員が特定されない為に必要と説明したり、

      対象者の警戒心を強調するなどして契約させるので、調査費用は膨らむばかりです。

 

      例えば、プロの探偵であれば調査車両は1台・調査員1名で充分に対応できる案件に対して、

      悪質・悪徳な探偵会社は調査車両3台・調査員6名が必要と虚位の説明をして、高額な調査料金で

      契約させるのです。

     しかしながら、依頼者が調査の現場に来ない事を良い事に、実際に使用する調査車両は一台で

     調査員も一名だけ。

     万が一、依頼者が「現場に行ったら1台しかいませんでしたが…」と言っても、

  「そんな簡単に目につく場所にはいませんよ」と切り返し、平然と対応します。

調査の難易度にもよりますが、プロの探偵であれば行動確認・浮気調査の多くは1名で充分に対応できる能力を持っているのです。

 

この様に、悪質・悪徳な探偵会社は手練手管で依頼者の不安に付け込んで高額な契約を結ぶことを第一の目的としています。

調査の結果は二の次なので、高額で受けた案件をアルバイト探偵や経験の浅い探偵に時給3000円程度で下請けさせるので、計り知れない利益となります。

 

病院の診断や治療選択などでセカンドオピニオン[第2の意見]と言う言葉を耳にするように、初めて探偵に調査を依頼する時は少なくとも3社に相談する事をお勧めします。

※「間違えない為の探偵社選び」に関しては探偵ラボブログ過去記事>を参照して下さい。

 

九州探偵調査業協議会は、探偵・調査業界の健全化を目指して活動している「福岡県探偵調査業協議会」と「佐賀県探偵調査業協議会」及び「沖縄県探偵調査業協会」で運営する協議会です。

当協議会は加盟している探偵会社に対し、調査業務の適正な運営を指導すると共に、探偵業法の順守と調査技術の向上、等に関する勉強会を定期的に開いて、会員のレベルアップを行っています。

また、調査依頼者に対しては、消費者保護の立場で日々の業務に当たっていますので、安心して調査のご依頼ができます。              

探偵・調査に関する具体的なお見積りや費用に関するお問合わせ・ご相談は、高い技術力と豊富な経験を有する福岡県探偵調査業協議会・佐賀県探偵調査業協議会・沖縄県探偵調査業協会の会員へご連絡下さい。

九州探偵調査業協議会

九州探偵調査業協議会 会員一覧

関連記事

コメントは利用できません。

おすすめ記事

九州探偵調査業協議会

福岡県探偵調査業協議会(事務局)
〒810-0044
福岡県福岡市中央区六本松3丁目 8-15
JTRビル2F-合同調査事務所内
TEL:092-722-1713
MAIL:info@fukuchoukyou.org

佐賀県探偵調査業協議会(事務局)
〒840-0811
佐賀県佐賀市大財3丁目5-16
益本ビル1F
TEL:0952-29-8931
FAX:0952-29-9989

沖縄県探偵調査業協会(事務局)
〒900-0022
沖縄県那覇市桶川2丁目6番地3号
TEL:098-834-9222